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ライチ栽培まとめてみた

継続する力がないというか、夏休みの宿題が最終日になる子供よりもひどい。

日記というよりまとめての報告書みたいな感じですが、それでもブログをやめようとは思わない。お盆休みだというのにコロナと大雨で暇を持て余してしまったので思い出したように一気に数か月のご報告。まずはライチです。シマシマのレモンも収穫できたものですが、まずはライチのお話から。

春に5mmくらいの小さなハート型の実がついてからハートの片側だけが肥大して5月末頃にはこんな感じに。なんだか楕円だしボコボコしてるし、まん丸いライチに本当になるの?といった感じではありますが結構な数の実が育っております。葉っぱは開花時に蜜が沢山落ちてなんだか汚れて汚い感じですが水で洗ってもあまりきれいになりません。見た感じではワクワクには程遠い状況ですが成長スピードは結構速い気がします。

いっぱいあるやーん!と思っていたら6月に入って生理落下開始。アボカドと同タイミングで落下するものだから、ショックは緩和されるというか麻痺するというか。アボカドもライチも梅雨時期によく落ちると思うことに。実が多いので重みに耐えられるようにつってやらないと、と心配していましたが少し手助けしてやる程度の誘引で今年は十分な雲行きになってきました。

6月中旬にもなるとプリッと膨らみだしてほんのり色もでてきましたが収穫時期とかどんな状態でできあがりなのかよく分かりません。気温も上昇してきたのでと水やりをジャンジャンしていたらパカッと亀裂が入ってしまいました。果実ってそうですよね。実が膨らみだしたら過剰な水やりは禁物です。成長ペースに合わせて量を調整してやらないとこうなります。ブルーベリーだって大雨降ったらパカッと口を開きます。調べてみたらアボカドも要注意のようです。良い教訓になりました。ちなみに、割れたライチを皮を剥いてかじってみたらしびれそうなくらいの酸っぱさでした。

6月末になってきたらもうこんな具合です。冬に鉢上げ(小さな鉢から一回り大きな鉢に植え替えをしてやる)をする予定が出来ずに花が咲いてそのままになっていたこのライチの木。サイズ的には大きくないのにこんなに実をつけてしまいました。そして実が膨らむにつれて枝が垂れ下がっていきます。いつ収穫したらいいの~。少しずつ試食して勉強するしかありません。画像検索とかよそ様のSNSとかライチ農家さんのブログとか覗き見しましたがライチって沢山種類があるんですね。よくわかりません。苗を買う時点でもよくわかってませんでしたし。

とりあえず、赤いのを収穫して皮を剥いてみました。

正直に言いましょう。美味しいです。でも知ってる美味しいです。ものすごい感動をイメージしていましたがそれは期待の方が大きかったようです。よく考えたら日本には冷凍ライチしか入ってきていないのですが、ライチを好きになったきっかけはアジア旅行に行くたびにあちこちで食べたライチでした。そうそう、この味、久しぶりーという感じではありました。果物は木が小さいうちは味もそこそこです。きっと来年はもっともっと美味しいはずです。

種はこんな感じ。結構しっかりしています。調べてみたらライチの種は乾燥させずに植えてしまえとか。すぐに植えてみました。とりあえず。

栽培中のライチは取り木という方法で作られた苗を購入しています。着果実績のある木の枝を使って育てた苗です。はたして食べた実の種から育てた場合実はなるのでしょうか?とりあえず、とりあえず。

 

収穫したライチは、1日、2日、3日と味の落ち具合を確認したり、冷凍保存してみたり、出荷を想定してパックに入れて常温での日持ちをみたり、冷蔵の場合の味を確認したり。樹上でどれくらいまで置いておけるかも試しましたがそちらは皮に斑点が出たり色が悪くなったりでした。という訳で、今年は全部身内で食べてしまいましたとさ。

8月になると、ものすごい確率で種から芽がでました。そんなに植えても使い物になるのか分からないので様子を見て良さそうなのを数本だけ育ててみようかと企んでおります。取り木もいずれ挑戦したい。

ライチは1本の木からどれくらいの収穫量になるのか?それすら分かっておりませんが来年から少しずつ何らかの形で販売していけるかもしれません。