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ブルーベリーの剪定

1年の内の3か月~4か月という長い期間を費やす剪定作業。

しかも12月から3月という寒い期間です。今年もまだ終わっておりません。

年々、大きくなっていくブルーベリー。

年々、本数が増えていくブルーベリー。

年々、年をとっていく私。 さて、どうなる?

剪定作業は一見地味で大変で果てしないようにも思えますが案外面白い作業なのです。道具を新しくしただけでもワクワクします。

どの枝を切るか、どの枝を伸ばすか、思い切って切るべき大きな幹はどれか?今年どれくらい、どの場所に実をつけるのか、来年どれくらいのサイズのどんな形の木にするか、3年後にどんな木にするかをイメージしながら先手を打ちます。まるで将棋かゲームでもしている感じの作業です。

弱ってきた木や古い木は思い切って地上10cmくらいの高さでノコギリで切ってしまいます。何年も実をつけて頑張ってくれた木を切るのはなかなかの勇気です。しかもまだ少なくても実をつけそうなタイミングです。

弱り切って実がつかなくなる前に切ってやることて下から新しい新芽が沢山出てきます。これも数年後をイメージしての作業です。今年も古い木を沢山伐りました。長い間ありがとうと思いながら。

防鳥ネットのフェンスをしていない園には今年もイノシイ、鹿が入ってしまいました。夏もカラスに実を沢山とられたのに冬には地面を荒らされて新芽を食べられて大きな被害です。さすがにもう防鳥ネットのフェンスを建てなくてはいけなくなってきたようです。

剪定の前に鹿のフン掃除が必要でした。もう奈良公園と変わらないくらいのフンの量です。よくコケたり落下したりする私。ここでだけは気をつけなくてはいけません。

今年は桜の開花が早いです。

宣言通りに3月にあちらこちらが満開になっています。

ブルーベリーもなんだか蕾の感じがいつもより早いようです。

全ての工程を早める必要がある気がします。

実が早くなりだしたら開園や収穫や閉園もずれてしまうのでしょうか?

それとも実のつき方に何かしら影響が出てしまうのでしょうか?

良い方向での影響でありますように。

取り急ぎ、肥料だけは早めに撒いてしまいました。

春の肥料はよろしくお願いしますの肥料。

秋の肥料はありがとうございましたの肥料です。

年に2回しかあげない肥料。犬に1日2回しかご飯をあげないのよりも気が引けます。どうか美味しい実を沢山つけてくれますように。

合間をぬって鉢植えや苗の手入れも急ぎます。

台風や雪の間をしのぐためにギュっと集めて置いてあったブルーベリー。

剪定して雑草を掃除して肥料を入れて間隔を広げて並べていきます。

大きな鉢は花芽が膨らんで来ています。できればポット苗は早く鉢植えにしていきたい。

夏には毎朝一鉢ずつの水やりが始まります。

一回り大きくなって押し合いにならないように、そして水やりがやりやすいように並べておく必要があります。

あと一息の剪定。たぶん、一息。

剪定が終わると切り落とした枝を回収する力仕事が待っています。

雑草が大きくなるまでに、花が咲く前に、なんとしてもそこまで終わらせる必要があります。頑張らなくては!