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アボカドハウスに冬が迫る

さて、アボカドを詰め込んだハウスには刻一刻と冬の気配が忍び寄ってきております。昨年は加温ハウスに間借をしていたアボカドもどんどん大きくなってきて量も増えてきてこちらの出来立てハウスに詰め込んでおります。そう、出来上がったのはハウスだけ。水道も電気もまだ。

11月になってまずは大慌てで内張りで温度を確保です。更に狭く窮屈に見えてきました。奥の方のアボカドは天井にあたってたりします。

届いた内張り用のビニールの納品書。

なんとなく気持ちは分からないではないけど。

『マンゴーハウス』って・・・・。

そう、まだまだアボカド栽培はそんな次元なのです。

間違って頂いて、なぜかやる気が湧いてくるこの性格。

みていろぉ、国産アボカドがメジャーになるその日まで負けないぞぉ!

 

12月になった途端に-2℃とかいう予報が続出。さすがにアボカドが耐えられません。ハウス内の最低温度が4℃くらいになってきました。

電気の柱とメーターの箱はつきましが肝心の電気はまだつながっておりません。

ものすごいスリリング!

という訳で、応急処置の石油ストーブ。

夜できるだけ遅い時間まで粘って点火して帰って朝までタンクの灯油がギリギリもつ感じ。暗い中、懐中ライトを片手に野生動物に怯えながらハウスに点火しに行って朝ちゃんと温度が保たれてアボカドが無事なのかを確認にいく日々。もはやスリリングを越えてしまっているのではないでしょうか。

じゃじゃーん!!そこへ救世主登場。

この子は自分で温度を感知して寒くなったら暖房がスタート。温まったら勝手にストップ。石油のタンクも大きいのでもう安心。

電気は延長コードを引っ張ってきました。

と思ったら急に気温上昇。とっても暖かい日が続いてちゃんと動いているか確認できないくらい作動する必要のない日が続いたりして。

でも気持ち的にはとても楽になりました。早く配線して更に安心したいところです。ちなみに水道はもう前途多難で現在長ーいホースを引っ張ってきております。

そんな危なっかしいアボカドハウスですが、その一角にはこんなものも。

アボカドの苗は接木で育てるのが一般的。将来自分で苗も増やしていきたいので勉強と研究と練習は不可欠。ということで接木にも挑戦開始しています。やり方があっているか、成功しているか、分からないことだらけですが毎日穴が開きそうなくらい見つめています。先日そーっとテープをほどいてみたら新芽が出ている気配。成功しているのか?!

ここでアボカドの実ができる日まで、まだまだ色んな知らないことに遭遇してスリル満点にやっていけそうです。無事に冬が越せますように。