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国産アボカドを知る

アボカドの栽培を始めようと動き始めてはいるものの、実は国産アボカドを食べたことはありません。噂を聞くばかりでなかなか入手困難な代物。しかし本気で始めるには味を確かめて更なる本気を出す原動力にしなければ。今がシーズンまっただ中の高級アボカドを購入。ネット販売の戦いに勝利し遂に手元に届きました。まず驚いたのは大きさ。アボカドってこんなに大きいんです。

実はアボカドには恐ろしい数の品種がありますが、柔らかく潰れやすいものなどが多いため輸入ができません。味わうためには国産をつくるしかありません。今回購入の3品種とスーパーで買える1品種の4品種で食べ比べましたがどれも全然味が違います。そして完熟したアボカドがどれほどクリーミーで濃厚でそれこそバターのように柔らかいか。そしてこの味と食感の違いは食べ方、調理の仕方を使い分けて楽しめるほどなんだなと改めて知りました。ああ、これが本当のアボカドの味なんだなと驚きと感動です。もちろん希少な種はすぐに取り出して発芽にかかります。種もとっても大きいです。

そして栽培中のアボカドは寒さ対策で加温式のハウスの片隅に避難してきました。外は寒いのに快適な温度です。ここで事務仕事もできそうなくらいです。いや、それには暑いかも。避難場所の面積に少し余裕があるので更に苗木も増やす予定です。来年の秋には避難場所ではまかなえない大きさになることは承知の上。アボカド栽培の本格化に自分を追い込んでゆきます。

そしてアボカド栽培をされている農園さんのもとへ勉強させて頂きに行ってきました。前回は露地栽培をされている農家さんを見学させて頂いたので今回はハウス栽培をされている方のところへ。アボカドの栽培は国内ではまだ実績が浅く栽培方法も手探り状態。またその土地の気候などによっても取り組み方が全然違ってきます。何を見せてもらっても、聞かせてもらっても驚くこと勉強になることばかりです。実際には沢山の実がなっているアボカドの木をみるのも初めてだったのでとってもテンションが上がりっぱなしでした。もちろん不安も一緒に連れて帰ってきましたがワクワク感もそれ以上に連れて帰ってきました。実際に収穫ができるようになるまでには数年かかってしまう果樹栽培ですがその間に勉強したり準備したりすることもできます。色んな努力や経験をされてきた先を行く農家さんが惜しみなく情報開示をしてくださることに感謝しかありません。いつかこの恩返しができるほどに頑張ろうと思いました。