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3月の終わりから5月の間はひたすら色んな山菜たちに追われる日々が続きます。ふきのとう、つくし、筍、こごみ、よもぎ、ふき、たらめ、うど、雪ノ下、わらび、ぜんまい、こし油・・・もうキリがありません。楽しく美味しく頂くのは始めだけ(笑)放っておくとただの雑草と化してしまうのでその前に収穫、収穫です。
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そのほんの一部をご紹介。写真を撮るのをすっかり忘れてしまったものも多々あります。『ふきのとう』雨の翌日に一斉にあらわれて1日見逃すとこんな風に開いてしまいます。蕾が美味しい!と蕾ばかりを収穫していましたが先日テレビで開いたふきのとうを好んで食べる人が多いとか言っているのをみて驚きました。来年は開いたのも収穫してみようかしら?!ふきのとうは何と言っても天ぷらがおすすめです。佃煮も美味しいですけどね。
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ふきのとうを程よく残してしばらくするとこの場所は一面『ふき』の葉に覆われてきます。葉が大きくなり茎が長くなりしっかりしてきたら次はふきの収穫です。こちらは大きくなったものから順に収穫しますがその際にこれから成長する小さな葉を踏まないように、そして根っこを傷つけないように細心の注意です。毎年沢山のふきのとう、ふきが出来るように根っこがちゃんと残って育っていくようにしなくてはいけません。
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ながさは30㎝~40㎝くらい、太さは鉛筆くらいでしょうか。毎日数百本とってもすぐ後から新しくでてきます。こちらも雨が降ったあとは驚く量と勢いで成長してきます。ふきは手が黒くなったり皮をむくのが少し面倒だったりはしますがこの時期にしか味わえない貴重な山菜。あっさりお醤油で煮て鰹節を掛けるのも美味しいし、佃煮も外せません。太いものは煮物に、細いのは佃煮にするのがおすすめです。瓶詰めの水煮として時期外れにも楽しめないかと只今試作中。来年から加工品も挑戦したいな。
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そして、『こごみ』
こちらは最近知っている人も多くて大人気。この丸まった部分とその付近の茎を食べます。年々減っていく、こごみをなんとか残したい一心で根っこを集めて大切に育てています。こごみは和風に煮物、お吸い物の具、天ぷら、すき焼きはもちろんですがさっとお湯に通したものをベーコンと炒めるのもおすすめです。ベーコンとこごみのスパゲッティーはオリーブオイル、塩、ブラックペッパー、ニンニクも忘れずに。やみつきになること間違いなしです。年々、人気が出ている気がするのでこごみ畑の拡大を企んでいます。
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そして大変なのは筍。探すのは山の中、斜面。掘るのは難しいし力がいるし、運ぶのは重いし、量は多いし・・・でも美味しい!やめられない!
しかも今年は敵の多いこと。鹿が筍の先をかじって歩きます。イノシシが先に来て掘ってしまいます。良い筍、美味しい筍が分かる様子で良いのから順に略奪されていきます(泣)
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タケノコは土からほんの数センチほど頭を出しているのを見つけて堀ります。見落とすと翌日にはこんなに伸びています。一晩でいったい何㎝伸びるのかと驚くばかりです。あっという間に伸びて竹になってしまいます。
こちらも雨の翌日は恐ろしい風景となります。笑えるくらい長い筍が地面から飛び出していたりします。タケノコの食べ方は言うまでもありませんが、水で煮た筍を薄くスライスしてポン酢であっさりと食べたり、一度煮付けにした筍を天ぷらにして何もつけずに食べるなどもぜひ試してみてください。美味しいですよ。
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数か所に分かれる竹藪。タケノコを放置すると全部竹に成長して荒れ果てた竹藪になってしまいます。竹にするものを残して全部掘ります。見逃して伸びてしまったものは早いうちに切り倒してしまいます。整備すればするだけ良い筍が沢山とれるのですが年中の草刈りや折れた古い竹の掃除など・・なかなか手入れが行き届かずではありますがここも守っていきたい。毎年美味しい筍が収穫できるようになんとか、なんとか。
こんな感じで一斉に訪れる春の恵みに追い回される春があとしばらく続きます。