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サフランを植える

サフランの花が咲き終わり雌しべの収穫もほぼ終了しました。

収穫が終わった球根を土に植える作業が始まります。こちらも時間との勝負です。

サフランの球根は花が咲き終わると緑の葉が出てきます。その前に土に植えてやり葉を伸ばし冬を越します。そうすると来年5月ごろ葉が茶色く枯れるころには新しい球根が土の中で育っています。一つの球根から大きな球根、複数の球根を育てるための大切な作業の始まりです。

まずは球根の掃除です。

サフランの球根からは沢山の芽が出てきます。花を咲かせた大きな芽以外にも沢山の小さな芽が出ています。

沢山の芽の中からどの芽を何本残すか、これが来年の球根の出来を左右します。

基本的には球根に残した大きな芽の数だけ来年球根が生まれます。2本残せば2個の球根、3本残せば3個の球根が生まれます。しかし球根の数が多いと球根の大きさは小さくなってしまう場合もあります。1個の大きな球根を作るのか、3個の小さめの球根を作るのか、2個にしたら小さい球根か大きい球根かどちらが出来そうか?!

これはその球根の大きさや出てきた芽の数、芽の丈夫さ、球根の重さ、いろんな要素から判断します。とはいえつい欲が出て沢山の芽を残したくもなります。

球根の準備と並行して畑も耕します。土を作り畝を立て、穴の開いたマルチを張ってその一つ一つの穴に球根を丁寧に植えていきます。

植える作業はずーっとしゃがみっぱなしの作業でこの時期はとっても寒い!!寒さと戦いながらの作業になります。

植えたところから順にもう葉が伸びてきています!

ペースを上げないと植える前の球根からも葉が出そうな勢いです。

植え終わったマルチの穴にはもみ殻を入れていきます。

小さな穴にもみ殻を入れるのは少々面倒ですがこれも大切な工程です。

これからの積雪から球根を守り、春には雑草からも守ってくれます。

さてさて、こんな感じで球根植えが進んでいますが植える場所がちょっと足りなかった!!慌てて畑を耕したりもしています。

葉っぱが出る前に球根を植え終わる、そしてブルーベリーの剪定時期までに終わらなくてはいけません。毎日追われながらの畑仕事が続いています。