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サフラン 収穫作業

ついにシーズンまっただ中!サフランの収穫が始まっています。

花から3本に分かれて出ている真っ赤な雌しべのみを収穫して乾かしたものが香辛料としてよく見かける「サフラン」です。

この繊細な雌しべを収穫する作業は恐ろしく地道なものです。

春からずっと室内で並んでその時を待っていた球根から白く長い芽が出そろい11月ごろ気温が下がると葉っぱを待たずに蕾だけが出てきます。これはくらい部屋の中で育ちます。(畑で育てると緑のとがった葉が先に生えてきます)

午前中、気温が上がって花が咲き切ってしまう前に膨らみかけた蕾を摘み取ってしまいます。

ここまで咲いてしまうと開き過ぎです・・・が、せっかくなのできれいに咲いた場合をご紹介。サフランはとってもきれいな花が咲きます。

雌しべを収穫する際はここまで咲いてしまうと作業をするときに雄しべの花粉が雌しべに付着してしまい作業がしにくくなるため蕾で収穫してしまいます。

寒い時期なので作業は暖かい室内で行っています。作業をしていると暖かさで蕾がどんどん開いてくるので大急ぎです。蕾から赤い雌しべを横に引出して収穫しやすくします。

ハサミで赤い部分だけが残るようにカットして収穫です。

集めた雌しべを広げて3日ほどかけて乾燥させます。雌しべは乾燥すると色が濃くなり少し小さくなります。

1gのサフランは雌しべ420本ほど、花の数は140個必要です。気が遠くなるような作業と数ですね。

この作業は2週間から3週間毎日続きます。