サフラン畑のおはなし

 

日本国内でサフランを栽培?!と思われた方も多いかもしれません。

 サフランは江戸代後期から大正時代にかけては全国で栽培されていた歴史がありますが、現在では各地にわずかに栽培する人がいる程度で大きな産地も数少なくなっています。希少な国産サフランの上質な香りと味わいをぜひお試しください。

 


サフランの効果

 サフランは更年期障害、月経困難等の緩和や鎮静、鎮痛に効き目を発揮するとされ生薬としても用いられています。

また物忘れや認知症への処方や大腸がん予防への効果が期待され研究がされています。

血液循環や代謝に優れた効果を発揮し血行を促進することから冷え性の緩和、細胞を活性化させアンチエイジング対策、ダイエットにも効果があると期待がもたれています。

 



球根

サフランは多年生の球根植物です。本来は土に植えて畑で花が咲くものですが日本での栽培は室内で土に植えない方法が一般的です。サフランは土も水もなくても時期を迎えると花が咲きます。

夏前に球根を土から掘り出してきれいに掃除をしたら夏の間は風通しのよい涼しいところで保管をします。夏を過ぎるときれいに箱に並べておくと球根から芽が出て花が咲きます。花の収穫が終わると球根を畑に植えて冬を越します。



サフランの花を見たことがありますか?

紫色のきれいな花が咲きます。葉は深い緑で細くとがっています。

 

10月末から11月中旬にかけていっせいに花を咲かせるサフラン。紫の花びらの中に真っ赤な雌しべがあります。

 

その雌しべを乾燥させたものが香辛料のサフランです。手作業で一輪一輪花を摘み取りそこから丁寧に雌しべを取り除いていきます。1つの花から3本しか採れないサフラン。黄金のスパイスといわれる香辛料の中では高価な理由がここにあります。

 



収穫

朝に花が咲くとすぐに花ごと摘み取り雌しべを収穫します。11つ手作業で行う時間の掛かる収穫です。

収穫した雌しべは乾燥させて保存します。1g収穫するのに花が150個、雌しべは450本ほど必要です。

 

 



雌しべ

紫の花の中心からのびる3本の赤い雌しべがサフランです。実際には1つの雌しべが3本に分かれています。

白い部分をカットして色づいた部分だけにして乾燥させます。



エトファルトのサフラン

サフランは国内では香辛料としてお料理の香りづけや黄色い色を付けることで多く使われていますが、海外ではサフランそのものの香りや味も楽しまれています。その代表がサフランティーです。

エトファルトではサフランをそのまま楽しんで頂けるサフランティーをはじめお手軽にサフランを使ったお料理が楽しめるサフランスープなどサフランを身近に感じられる商品をご用意しています。